クレー射撃の始め方
実際にクレー射撃を始める前に散弾銃を購入し所持する必要があります。
銃を所持するためには、「初心者講習会」、「教習射撃」などを受講しそれぞれの考査に合格しなければなりません。
また、銃のほか、自宅に銃を保管するためのロッカーや射撃を安全に行うために必要なウェアやヘッドセット、シューティンググラスなども必要となります。
クレー射撃を始めるまでの手順を簡単に紹介いたしましょう。
1.猟銃等講習会への参加
猟銃等講習会(初心者講習)とは、警察が行なう座学の講習会と考査です。この考査に合格することがクレー射撃を始めるための第一歩です。
考査は50問中45問以上の正解で合格となりますので、講習会申し込み時に警察から配布される教本をよく読んで出来るだけ内容を憶えることが重要です。
試験に合格すると即日「講習修了証明書」が警察から交付されます。
「講習修了証明書」を取得すると、次のステップとなる散弾銃の「教習射撃」を受講するための「教習資格認定申請」が可能になります。
2.教習射撃
「教習資格認定申請」を警察に申請すると、銃を所持させても問題ないか身辺調査などが行われます。
調査の上、問題ないということであれば「教習資格認定証」が交付され「教習射撃」を受講できます。
教習射撃とは、クレー射撃場で行なう講習会と考査です。
教習射撃指導員の指導のもと、散弾銃の安全な取り扱いやマナーなどの基本的な講習と、実際に射撃場の銃を使ってクレー(お皿)を撃つ実射の講習と考査が行われます。
教習射撃(実技試験)に合格すると「教習修了証明書」が射撃場から即日交付されます。
「教習修了証明書」を取得すると、散弾銃の所持許可申請が可能になります。
3.所持許可申請
購入する銃が決まったら、その銃の「所持許可申請」の手続きを所轄警察署にて行います。
銃の所持許可証は所持する銃に対しての許可になりますので、購入する銃が決まっていなければ申請はできません。
申請後1ヶ月程度で、警察にて各種調査の上、「銃砲所持許可証」が発行されます。
4.銃の確認手続き
「銃砲所持許可証」が発行されましたら、銃砲店で銃を受け取り、「銃砲所持許可証」に記載された銃と間違いがないかの確認手続きを所轄警察にて行ないます。
銃の確認の際、装弾購入のための「火薬類等譲受許可証」の申請も行ない、「火薬類等譲受許可証」を交付してもらいます。
この「銃の確認」と「火薬類譲受許可証」の交付をうけて、装弾の購入と射撃場で銃を使用することができるようになります。
これでクレー射撃がスタートです!